2010/11/24

ホームページの目的を間違えていませんか?

営業社員日記


景気がなかなか回復しない昨今。予算も全面的にマイナス予算しか付けられないところもあるんではないでしょうか。予算は一律10%カット!、というのもよく聞く話です。

みなさん、予算はどのように考えていますか?

特に最近のように景気が悪い場合、広告・宣伝費は必要なところはかけるけれども、出来るだけ抑えて…という予算付けをされるところも多いのではないでしょうか。

一方で、ホームページを使って全国展開を目指してホームページへ投資をし、ホームページの充実をしながら、売上増を狙うところもあります。

世間の状態は同じなのにどうしてこのようにホームページに関する費用のかけ方が違うのでしょうか?

ホームページの目的

ホームページへの費用のかけ方の違いは、ホームページの「目的」だと思います。

多くの企業は「ホームページを使って商品を売ろう」としていて、それが目的になっているのではないでしょうか。物を売ることを目的にしている場合は、ホームページを宣伝・広告ツールととらえていて、「広告・宣伝費は、必要なもの以外はカット!」となっている場合もあるのではないかと思います。

私たちはホームページは広告・宣伝ツールだけではないと考えます。もちろん、そういう側面はあります。しかし、ホームページの持つ最も大きな意味は「広報」です。

ホームページは「商品」を売るためのツールではなく、「会社」を知ってもらうためのツールです。

これを履き違えてしまうと、「ホームページで商品販売展開をしたけれども効果なかったね」とか、「売れるかどうか分からないインターネット通販には今は手を出さない方がいいのでは」というような考え方にたどり着きます。

ホームページは「会社」を知ってもらうためのツールであり、景気が悪い時こそ、「会社」を知ってもらうことをしなければ、景気が回復したときにすぐに攻めていくことが難しくなるのです。

「もの」は大量にあふれている時代です。こういう時代に「もの」の価値だけで売っていこうとすると、すぐに価格戦争に突入します。

機能やデザインなどは二の次で、とにかく値段で選ぶ。そういう状況になってしまいます。

しかし、「会社」を知ってもらい、「会社」のファンになってもらうことで、価格という一面だけではなく、会社、雰囲気、デザイン、機能など、いろいろな点を複合的に考えて評価してもらえるのです。

他と比較して…
値段が高いけれども買う。
機能が充実しているから買う。
かっこいいから買う。
会社を応援したいから買う。

ホームページへの投資を増やしている会社も、ただ単に商品を売るだけのホームページは作っていないはずです。その会社を知ってもらうコンテンツ、サポートやアフターサービスの充実を訴えたもの、雰囲気のいいデザイン、そして定期的な情報提供。

こういうところに費用をかけているのです。

ホームページの目的を、物の販売ではなく、「会社」を知ってもらい、ファンになってもらう、つまり「ブランディング」「会社の知名度アップ」というところに設定することが、ホームページを成功させる大きなポイントです。

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